2020-02-19 第201回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
二〇〇一年、浜松市を筆頭に、外国人労働者の多い、特に南米系外国人、ブラジル人労働者の多い自治体、十三の市町が集まったネットワーク、外国人集住都市会議が結成しました。そして、日本人住民と外国人住民の共生社会を目指す浜松宣言を採択しています。二〇〇四年には、同様に県レベルでのネットワーク、愛知県を中心とした多文化共生推進協議会が設置されています。
二〇〇一年、浜松市を筆頭に、外国人労働者の多い、特に南米系外国人、ブラジル人労働者の多い自治体、十三の市町が集まったネットワーク、外国人集住都市会議が結成しました。そして、日本人住民と外国人住民の共生社会を目指す浜松宣言を採択しています。二〇〇四年には、同様に県レベルでのネットワーク、愛知県を中心とした多文化共生推進協議会が設置されています。
私は、昨年の十二月、三重県に調査に行きまして、県の担当部署、三重労働局、そして、みえ労連とユニオンみえの二つの労働組合の皆さん、そして、実際に雇いどめに遭った日系ブラジル人労働者の皆さんから実態を伺ってまいりました。 聞けば聞くほど、外国人労働者が雇用の調整弁にされていると実感いたしました。
かつてこの委員会でブラジル人労働者の問題や外国人犯罪の問題につきましても議論をさせていただきましたが、大変重要な問題だと思っております。ブラジル人につきましては、現在約二十七万人がおります。私のふるさと菊川市というところでは、人口の一〇%がブラジル人でございます。非常に強いつながりを持って地域のコミュニティーでブラジルの方々が生活をされているという現状でございます。
そしてますます増えていくブラジル人労働者、それに比例して増えていく犯罪、条約がなく悪いことをしても逃げれば大丈夫などという認識を持ったブラジル人が一人でもいれば安心して暮らすことはできません。
そして、多くの在日ブラジル人労働者も、大変恥ずかしいと、この事件に際しまして。そして、この署名運動に実は在日ブラジル人の労働者の方々も積極的に協力をしてくれている。これはブラジルの名誉のためにやるんだというまじめな労働者もたくさんいるわけでございます。
ほとんどの方々がまじめに一生懸命働く良識なブラジル人労働者です。しかし、残念ながら犯罪もある。これだけ自由にブラジル人が入ってきて、法整備が全く遅れているんですよ。この十六年、一体何をやっていたんだろうと私は思わざるを得ないんですが、この法整備の不備。